稲垣吾郎 舞台版ハリポタ役に意欲「ライフワークにできたら」藤原竜也、石丸幹二、向井理ら“先輩”に続く
俳優の稲垣吾郎(51)が、東京・TBS赤坂ACTシアターで上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」で、7月からハリー・ポッター役を務めることが26日、分かった。世界中でその名を知られた大作のオファーを率直に喜んだ稲垣は、この役を「ライフワークにできたら」と意気込み十分。4年目を迎えるロングラン公演で、名だたる“先輩”たちに負けない新たなハリー・ポッター像を作り上げる意欲を示した。
誰もがその名を知る大役のオファーに、稲垣は「うれしかったです」と素直に喜び、「『ハリー・ポッター』といえば世界中で老若男女から愛されている偉大な作品で、それもハリー役をいただいて、本当に光栄なことだと思っています」と思いを明かした。
ハリー・ポッター役はこれまで藤原竜也、石丸幹二、向井理とそうそうたる俳優が演じており、稲垣は8人目。東京公演は2022年7月8日に開幕して以来、ロングラン公演が続いており、これまで総観客数は110万人を突破。通算公演数も1000回を達成している。
すでに舞台を観劇した稲垣は「舞台とはここまで進化したものなのかと興奮した」と、役者として受けた大きな刺激も告白。「多くの方が演じてきた役ですので、世界観は崩さずに」とする一方で、「けれど、自分がやるからには新しい『ハリー・ポッター』をお届けしたい。回を重ねて自分のライフワークの作品にできたらうれしいです」と、俳優としてのプライドものぞかせた。
役と自身には、意外な共通点もあるという。「少年期のハリーは思い立ったらすぐに行動して、突っ走ってしまうところがあります」と分析。「居ても立ってもいられず行動してしまい、好きなことを追及して周りが見えなくなってしまうところは、自分と通じる」と明かした。
「舞台に立つのがとても好き」というだけに、「舞台でお客さまに会えるということは僕にとって特別なことです。お客さまと心を響き合わせて、感じ合いながら一緒に作っていきたいです」と意気込みを口に。客席に魔法をかけ、夢のようなひとときを届ける。
