登録者数1160万人 韓国女性YouTuberを脅迫した人物に実刑判決 現地メディアで心境吐露
YouTubeチャンネルで、登録者数1160万人(2025年2月24日現在)を保有する、韓国の食べ歩きYouTuberツヤン(Tzuyang・27)を脅迫し、金銭を巻き上げたYouTuberのグ・ジェヨク(32)とその弁護士に最近、実刑判決が下された。判決後の21日、ツヤンがインタビューに応じたと、地元メディアのJTBCが伝えた。
ツヤンは「過去にあった出来事(元恋人に虐待され、お金をだまし取られた事)よりも、(グ・ジェヨクからの脅迫の方が)もっとつらかった」と明かし、自身のプライベートが無差別に暴露された当時を回想した。
時を同じくして、別のYouTubeチャンネル「カロセロ(縦横)研究所」も、ツヤンのプライベートだけでなく、センセーショナルな内容の虚偽事実を拡散。ツヤンは当該チャンネルの運営者を、虚偽事実流布の疑いで訴えた。「私は本当に(プライベートを)公開したくなかったのに、相手がそういううわさ話を作るので、公開せざるを得ない状況だった」と吐露した。
ツヤンの声明発表後、警察は捜査を開始し、グ・ジェヨクに懲役3年が宣告され、ほかの加害者たちも全員が有罪判決となった。
しかし、ツヤンは現在もフェイクニュースなどの二次被害に悩まされている。ニュースの中には「中国スパイと関係している」「政界と裏でつながっている」など、陰謀論も含まれているという。「私は中国へ行ったこともないし、全く関係性がない。政治関連については、何を言われているのかすら理解できない」と言い「私が“被害者コスプレ”をしているとか、検察側の動きが早すぎておかしいなどと言われている」と困惑の表情を見せた。
そして「どうにかして、私を殺したいと思っているようにしか感じられない」と苦笑いした。
