西田敏行さん「お別れの会」会場は出演大河の“縁”で選出 4000本の花で彩られる
昨年10月17日に76歳で死去した俳優・西田敏行さんの「お別れの会」が18日午後1時から、東京都港区の増上寺で開かれる。
開催前に報道陣向けに公開された祭壇には、23年2月に撮影された穏やかにほほ笑む西田さんの遺影が飾られた。祭壇は、西田さんの生まれ故郷・福島の「磐梯山」をモチーフとし、「天鏡湖」とも呼ばれる「猪苗代湖」もあざやかに表現。福島の県花「ネモトシャクナゲ」208本や桜の枝50本を用いたほか、菊・桃・梅・ダリア・ソリダコなど計4000本の花で豪華に彩られた。
祭壇の周辺には西田さんがこれまで出演してきたドラマや映画の名シーンを映した57枚に及ぶ写真なども展示。祭壇への入り口には「ドクターX~外科医・大門未知子~」で演じた蛭間重勝のパネルや各シリーズでの出来事を映した「蛭間重勝の軌跡」と題した展示物、「釣りバカ日誌」のポスターなども飾られた。
徳川家の菩薩寺として1393年に創建された増上寺には徳川秀忠をはじめ計6人の歴代将軍が埋葬されており、徳川秀忠の正室・お江が眠っている。西田さんが秀忠役を演じたNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」(2000年)において、秀忠が臨終のシーンで「お江が眠る増上寺に葬ってほしい」と遺言を残したという“縁”から、今回「お別れの会」の会場として同所が選ばれた。
会場には岸部一徳、遠藤憲一ら「ドクターX」出演者たち、観月ありさ、阿部サダヲらの姿もあった。
