フジテレビ退社→PTSD公表の渡邊渚アナ SNS更新「なぜ生きているんだろうと自問自答していました」1年前の心境吐露 淡いグリーンのドレス姿も披露
元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが17日、インスタグラムを更新した。
フォトエッセー「透明を満たす」(講談社)の読者に感謝の思いを伝え「ちょうど一年前の今頃は、まだ体力もなく、私はなぜ生きているんだろうと自問自答していました。当時の日記を見ると、『時々楽しくて幸せなことがあっても、その幸せの痛み止め効果はあっという間になくなってしまう』とベッドの上で書き残していました。そんな真っ暗な日々の中で考えていたことや感じていたことを『透明を満たす』に綴りました」と説明している。
人生や会社員時代、PTSDや治療などについて書いた第1章を「現実が辛すぎて息をしているのも耐えられず、自分で自分を傷つけた日についても書きました。自分の身体がどんどんボロボロになって、心も頭も元々こんな人間じゃなかったのに、と何度も思って、悔しくて悔しくて何度も泣きました。書くのは容易ではなかったですが、これを残すことがほんの少しでも誰かの何かを変えたり考えたりするきっかけになれば、私も病気になった甲斐があるかもしれません」とつづった。
続けて、今と、これからをつづった第2章は「救われた言葉、心の声、女性としての悩みや、辞めるということなど、さまざまなテーマで書きました。『夢を持つことーたとえ持っていなくても』のテーマは短いですが、個人的には思い入れのある文章です」とした。
渡邊アナは「“トラウマがあるから、PTSDだから、一生日陰を生きていかなきゃいけない”なんて前例を作りたくないと改めて強く思っています。私はこの本にまっすぐ嘘偽りなく向き合い、書きました。透明を満たすというタイトルに込めた思いが届いたら嬉しいです」と決意をつづっている。
渡邊アナは2023年6月上旬に体調を崩し、7月から休職。24年8月にフジを退社し、同年10月、PTSDを患っていたことを公表した。
