フジ・西岡孝洋アナ 3月末で退社 入社27年スポーツ中継“看板”で活躍も「ビジネスに挑戦」 退職願は昨年8月

 フジテレビの西岡孝洋アナウンサー
 フジテレビの西岡孝洋アナウンサー(左)と宮澤智アナウンサー=2013年撮影
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 フジテレビの西岡孝洋アナウンサー(48)が、3月末をもって同局を退社することが11日、分かった。12日にも発表される。1998年の入社以来、バンクーバー、ロンドン、東京などの五輪5大会で、サッカーW杯はドイツ大会から5大会連続で実況を務めるなど“看板”として活躍した人気アナが、新たな道に進むべく退社の決断を下していた。

 ジャンルを問わず高い実況力で、同局のスポーツ中継の中核を担ってきた西岡アナ。スポーツニュース番組「すぽると!」の2代目メインキャスターを務め、昨年9月までは「めざまし8」に情報キャスターとして出演するなど、幅広い活躍を展開してきた。

 関係者によると、西岡アナは昨年8月に退職願を提出。かねて準備を進めており、同局を巡る一連の報道を受けての退社ではないという。27年間在籍した同局を去る西岡アナは、「視聴者の皆さまの信頼回復が重要なこの時期に退職することには、正直なところ葛藤もあります。このような時期でのご報告となり申し訳ありません」と率直な思いを語った。

 西岡アナはここ数年で「自分でビジネスに挑戦したい」という思いが強くなり、宅地建物取引士や行政書士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を取得。退社後について「法律や不動産、金融などの分野で、アナウンサーとして培った『伝える力』を生かし、新たな道を歩んでいく所存」とし、オファーがあればアナウンス業にも対応していく意向を示した。

 「フジテレビでのアナウンサー人生で、幼い頃から大好きだったスポーツに携わり、オリンピックで日本選手が金メダルを獲得した瞬間や、サッカーW杯の日本戦を実況できたことに本当に感謝しております」と回顧した西岡アナ。「これまで支えてくださった視聴者の皆さま、そして多くのアスリートの皆さま、本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。

 ◇西岡孝洋(にしおか・たかひろ)1976年2月13日生まれ。佐賀県出身。慶大法学部卒。98年4月にフジテレビに入社。「ナイスデイ」(98~99年)のリポーターや「FNNスーパーニュース」(99~01年)のキャスターを経て、「すぽると!」(11~15年)でメインキャスターを担当した。21年4月期から情報キャスターを務めた「めざまし8」は、昨年9月で卒業。趣味は旅行。特技は資格の勉強。

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