AKB48 20周年イヤー“幕開けライブ”完走 4代目総監督・倉野尾が涙の訴え「私たちと一緒にAKBを愛して」
アイドルグループAKB48が9日、東京・品川ステラボールで、ライブイベント「なんてったってAKB48歌謡祭」の最終日を迎えた。6~9日の4日間で6公演開催。10枚目アルバム「なんてったってAKB48」発売記念として昭和・平成・令和のアイドルソングの軌跡を辿る歌謡ショー形式に加え、AKB48の過去の名曲もプレイバック。20周年イヤー最初の全体コンサートを終え、総監督の倉野尾成美(24)らが改めて意気込んだ。
歴代アイドルソングのカバーとAKB48の名曲を歌い上げ、20周年イヤーの“幕開けライブ”を完走した。節目の年を華々しくスタートし、4代目総監督の倉野尾は「20周年イヤー、私たちと一緒にAKBを愛してください」と涙でファンに呼びかけた。
通算10枚目のアルバム「なんてったってAKB48」の発売記念として開催され、昭和の「なんてったってアイドル」から令和の「オトナブルー」まで、さまざまな名曲をカバーした。AKB48の楽曲も「ポニーテールとシュシュ」や「言い訳Maybe」など、誰もが知る代表曲を披露した。
今年12月8日で、結成20年を迎える。昨年は長年グループに在籍した柏木由紀の卒業、総監督も向井地美音から倉野尾に交代した。さらにAKB48劇場はリニューアルオープンし、総合プロデューサー・秋元康氏描き下ろしの新公演で再スタートを切るなど、目指す“第2期黄金時代”への準備を整えた。
この日は4月発売の65枚目シングルのタイトルが「まさかのConfession」と発表された。研究生ながらセンターを務める八木愛月(19)は「私はまだまだ未熟なところもある。でもAKBにかける思いは持っている。この曲と向き合って、たくさんの方に愛してもらえるようにしたい」と誓った。
さらに5月5、6日に「20th Year 春コンサート2025」の東京ガーデンシアターでの開催も決定。その中で村山彩希(27)の卒業コンサートも行われる。倉野尾が「AKBにとっては1年ぶりの大きな会場でのコンサート。頑張らないと」と語るなど、気持ちを新たに20周年イヤーのスタートを切った。