古舘伊知郎「大物MCつかまえたらP出世」フジテレビが一番濃いけど 今回の中居問題に疑念「そんなスキームあったとしたら終わり」
古舘伊知郎が9日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。番組ではフジテレビ問題の第3者委員会などについて議論した。
今回のテレビ局を巡る戒めを「自分に対する警告でもある」と語った。
「時代遅れのテレビが変わらなきゃいけないという思いで言うと」として、「大物タレントMCを捕まえた、この人と気脈が通じてる、そういう人がプロデューサーとして出世する。そういうひとつの流れみたいなのは、フジテレビが一番濃いと思うけども、他だってあるんですよ」と明かした。
その経緯で出世した人物はいるのかと聞かれると「私は長年やってたから知ってますよ、それは」と返した。
かつては「テレビが景気いい時代は企画先行で、いっぱい放送作家も入って、ものすごい賑わいの打ち合わせができた」と説明。しかし経費が切り詰められた時代では「この大物MC、看板抑えたから、これでほとんど仕事終わったくらいの。あとは適当にVTR流しときゃいいみたいな」と風潮を指摘した。
フジテレビの調査について「そういう傾向があった中で、今回のことが出てきたんじゃないかと、背景のところまでやんないと意味がない」と指摘し、「そんなスキームがあったとしたら終わりです、もう。テレビは時代、変わらないと」と述べた。