日枝久氏がお台場に巨大社屋を建設した本当の理由に東野幸治「えっ!」仰天スタジオ騒然「クーデターとの相関」野村修也氏が解説

 中大法科大学院教授の野村修也弁護士が1日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。フジテレビが東京・お台場に巨大な社屋を建設した理由を説明。出演者から驚嘆の声が上がった。

 野村氏は、去就が注目されるフジサンケイグループ代表で、フジ・メディア・ホールディングス(フジHD)の取締役相談役の日枝久氏の半生を解説した。

 その中で、1992年に日枝氏が中心になって起こしたと言われる、創業家出身の鹿内宏明会長を解任するクーデターについて触れた際に、お台場社屋が登場した。

 野村氏によれば、「宏明氏は父の信隆氏から相続によって、株を持った。お父さんが51%株を持っていたとしても、20%くらいしか持っていない状態。そうだとすれば、これは追い出せるという話になって、日枝さんがいろんなことを画策したわけです」という。

 当初、ニッポン放送が親会社で子会社のフジテレビの株を大量に保有していたが、「まずはニッポン放送とフジテレビを切り離す。つまり、ニッポン放送の影響を受けないようにするために、ニッポン放送の株の比率を下げていくと。そのために、フジテレビは、ワーッと株を発行するんです」と話した。

 しかし、「なんで株を発行するか、大義が必要ですよね。お金が必要じゃないと、株を発行しちゃいけないじゃないですか。もともと鹿内家を排除するのが目的です、というわけには行かない」と表向きの理由を求めた。「それで『デカーい社屋をつくる必要があるんです』というわけです」と語った。

 司会の東野幸治は「えっ!それがお台場!?」と仰天し、スタジオは騒然とした。坂下千里子もテーブルに突っ伏して驚き、ほんこんも「早く知りたかったな」と目を見開いた。

 野村氏は「社屋はものすごく大きい。真ん中に球体があるのか。あれを全部作るためには、ものすごいお金が必要なんです、という名目で、たくさんの株を発行したんで、ニッポン放送の勢力をそいだんです。さらにニッポン放送も上場させることで、株をどんどん発行して、鹿内家の比率を下げていって、もう影響力ないよねって追い出したんです」と述べた。

 クーデターを成功させた5年後の1997年、東京・河田町の旧社屋からお台場の新社屋に移転させたのだった。

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