フットボールアワー 15年ぶり単独ライブ発表 「笑い」と「コンプライアンス」も熱弁「多少“検問”がある」
お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基(50)と岩尾望(49)が31日、東京・吉本興業本社で、15年ぶりに開催する単独ライブ「フットボールアワー 25」(4月13日、大阪・なんばグランド花月、19日、東京・ルミネtheよしもと)の発表会見を行った。
2010年以来の単独ライブに、岩尾は「前回からの15年をぶつけるというのではなく、フットボールアワーがライブやるんだ、みたいな感じで見に来てもらえれば」笑顔。後藤は「単独ライブをやるときの脳みそと、普段の仕事をするときの脳みそはだいぶ違う。使う筋肉が違う。その筋肉がすぐ戻るのか…」と不安も口にしつつ、「違いをわざわざ見せるというよりは、普段の出番のように、自分らも楽しみながらやるのが理想」と思いを口にした。
後藤はさらに、かつての自分たちのライブについて「若いときはだいぶ斜に構えて、こんな切り口で、あんな切り口で…みたいなことをこだわってやってた。堅くなりすぎていたところはある」と回想。現在はバラエティーの司会にも引っ張りだこで仕事の幅が大きく広がったが、個人仕事のコンビへのフィードバックについては「生きてくればいいですけどね。仕事もそうですし、僕は家庭も持ちましたし、言葉の端々には影響は出てると思いますけどね」という。
一方で「昨今は、岩尾をもってしても『ブサイクとか、あまり言うな』とか、見た目のうんぬんかんぬんのことは…となってますけど、その辺は変わらず言うていく」とも宣言。「その角度も、変わってるんですよね。若いとき『ハゲてる』ってネタにしても、今だったら年相応になるし、言い回し自体は変わってくるんでしょうね。年齢なのか、時代なのか…。面白がれるところが違ってる」と分析した。
笑いの現場にもコンプライアンスが求められている現状についても言及。「あんまり感じはしないですけど、言葉の端々で、多少“検問”があるというか…。トークしてるときも、何回か空港の手荷物検査みたいなところを通ってる気がしますね、頭の中で」と、正直な思いを語った。岩尾も「15年前のライブでは、おそらく今ではやりにくいなみたいなネタもあった。危ないところ攻めたわけでもなく、今で言うところの『ジェンダー』の問題を題材にしたようなコントもやってたんですけど、今だと見られ方も違うし、やらない方がいいだろうなとは思う」と同意する。
さらに岩尾は「でも、それによって(ネタの幅が)狭まったと言うよりは、変に引っかかって、笑われへんものはやりたくないから、自然と今に合わせて、一番スッと受け取ってもらって、変なことを考えずに笑ってもらえる方が絶対にいい。難しいと感じずに、今は今で、一番笑えるワードとか、展開とかを考えてやるのかなと思います」と前向きに語った。後藤も「やりにくくなったな、昔は良かったな…という風には思わない」と明言。「使う言葉も何もかも、コンプライアンスは気にせずできるのがライブだという醍醐味はあると思うけど、そもそも、そこまで何でもかんでもありのライブをやってるタイプではないし、とっぴな、危ない橋を渡っていくタイプでもでもない」と自己分析も加えた。
その上で、コンプライアンスに触れるような過激なネタについて「(自分と岩尾)両者、テレビに出続けて、考えながらやってる人間から出てくるものでもないし、それでなければ面白くないとは思わない」とキッパリ。岩尾も「過激なワードさえ出しとけば沸く、みたいなことで使うのはイヤなので、ライブで『テレビでは言われへんようなワード使ったネタやってたな』と言うことが、イコール『面白い』になってないと意味がないんで」と、漫才王者としてのプライドものぞかせた。
