急死のお天気キャスター 遺族が同僚キャスターを「いじめの犯人」で告訴 反発する韓国放送局に激怒「無責任な態度」

 オ・ヨアンナさん公式インスタグラム@ohyoannaより
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 韓国放送局・MBCのお天気キャスターだったオ・ヨアンナさんが昨年9月、28歳という若さで急死したことが現地で報じられた。そして今月27日、オさんの遺書が遺族により公開され、そこにはオさんが、職場内いじめに遭っていた疑惑が提起されており、30日までに、ネット上では犯人捜しが始まるなど、議論が続いている。

 遺族は、故人の同僚お天気キャスターを相手取り民事訴訟を起こしたが、MBCは「当時、(いじめなどの)通報はなかった」と公式声明を発表。両者の意見が対立していると30日、地元メディアが報じている。

 遺族側は23日、ソウル中央地方裁判所へ、故人の同僚お天気キャスターを相手取り、職場内いじめによる損害賠償請求訴訟を起こした。遺族は訴状で、オ・ヨアンナさんが2021年10月から死亡する直前の2023年9月までの約2年間、特定の同僚からの暴言や不当な指示により、深刻な精神的苦痛があったと主張。「故人の日記や、チャットメッセージなどで、いじめの状況が確認された」と訴えた。

 この件についてMBCは28日、公式声明を発表。「遺族たちが、新たに発見された遺書を基に、事実確認の要請があれば、最短で真相調査に着手する」と明かした。しかし「故人が、フリーランサーとして弊社に勤務している間、職場内いじめに関する公式的な通報や、担当部署および管理責任者へ、被害事実を知らせたことはなかった」と強調した。

 遺族側は、そんなMBCの声明に強く反発。「MBCが、故人の苦しみを知らなかったと主張するのは、無責任な態度」「故人が、直接通報しなかったという理由だけで、責任を回避してはならない」と批判した。そして「職場内いじめが存在していたという、客観的な状況が明らかになっているだけに、全社的に徹底的な調査が必要だ」と伝えた。

 今回の事件が、法的攻防にまで発展し、MBCが遺族の要求に応じて、真相調査に乗り出すかどうか、注目されている。

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