元フジテレビ専務のカンテレ大多亮社長が会見「おわびしたい」 ネットメディアも出席、会場ぎっしり埋まる
カンテレ(関西テレビ)の大多亮社長が22日、大阪市内の同局で新年の定例会見を行った。大多氏はフジテレビでトレンディードラマを多数手がけた名物プロデューサーで、昨年6月にカンテレの社長に就任した。専務取締役としてフジ在籍時に起こった中居正広の女性トラブルについて、「まずおわびしたい」と謝罪した。
記者との質疑応答の冒頭、フジをめぐるトラブルについて質問され、硬い表情で「フジテレビに在籍していた当時、専務取締役の当時の事案。関西テレビは一切関係しておりません」と説明した上で、「関西テレビの視聴者のみなさま、関係者のみなさま、取引をしていたただいている方々、関西テレビの社員、スタッフ、多くの皆様にご心配とご迷惑ををおかけし、まず心からおわびしたいと思っています」と切り出した。
16日発売の週刊文春では、中居とのトラブルについて、23年6月、フジテレビ社員の女性が上司に報告し、その後、当時、専務取締役だった大多氏にも話が伝わったと報じられていた。
この日の会見は定例会見ではあるものの、中居とフジテレビの問題を受け、放送記者会の加盟者以外にも門戸を開き、複数のウェブメディア5媒体を含め27社47人が出席した。うち、加盟者は14人、NHK、「報道」として参加したカンテレをはじめ、ABCテレビ、MBS、読売テレビ、テレビ大阪の関西の民放各局のテレビ6局も参加。約40席用意された会場はぎっしり埋まった。