カンテレ大多亮社長 中居の女性トラブル「港浩一社長に報告したのは」自分と明らかに「社長にはあげなければと」
関西テレビの定例社長会見が22日、大阪市内で開かれた。タレント中居正広の女性トラブル報道にフジテレビ局員が関与していたと報じられている問題で、フジテレビで数々のトレンディドラマを手がけた大多亮社長が、質疑に応じた。
17日に行われたフジテレビの会見と違い、テレビカメラも認められ、時間制限なしで実施された。
ウェブ媒体、業界誌なども含む27社47人が参加した会見は、午後4時30分にスタート。カンテレ側は、大多氏のほか、喜多隆専務、妻屋健常務ら6人の幹部が出席した。
大多氏は、硬い表情で席について一礼して着席。冒頭は昨年6月にカンテレ社長の就任してからの総括を語った。視聴率の状況や、増収増益となった中間決算などについて説明した。特に「とれたてっ!」について、好調な視聴率をアピールした。
その後、中居の女性トラブルにまつわる話題に移った。「関西テレビは関係していない。視聴者や関係者、取引しているみなさまなどにご心配とご迷惑をおかけしていることをおわびしたい」と頭を下げた。
中居の女性トラブルについて「私は把握しておりました。時期は難しいが、事案からほどなく報告が上がっている。非常に重い、案件だなと思いましたし、ある種の衝撃を受けました。女性のプライバシー、人権のケアをどれだけしっかりやらないといけないかを強く思った」と語った。
「女性が大事にはしたくない」と話したことについて「言葉は分からないが、公にならないほうがいい、誰にも知られたくないということだと思うが、すごく限られた状況の中で情報を得た。これは社長にはあげなければならない、止めておくことも考えられないこともないが、私の判断で社長にあげた、その日のうちにあげた記憶がある」と港浩一社長よりも先に事態を把握し、大多氏が港氏に報告したことを明かした。