長野智子、中居正広問題にショック 古巣フジテレビへ「内部から動きがなかったことは怒り」
元フジテレビの長野智子が16日、文化放送「長野智子アップデート」で、古巣・フジテレビの問題について言及した。
フジテレビは、中居正広の女性トラブルについて、社員が関わっていたとされる報道を公式HPで完全否定するも、海外の株主から第三者委員会設置と求められるなど強く説明責任を問われている。これを受けフジは17日に社長会見を行う。
長野は「フジテレビの問題なんですけど、私自身がフジテレビに在籍していたのは、30年以上も前のことになりますので、現在の社内状況は知らないですし、社員の人間が外部の私に何かを話すこともありませんので、つまり私自身も記事とか中居さんの謝罪文、公表されていることしか知らない状況」と前置き。その上で「この件は被害者から守秘義務があって発信がない、全貌が分からない。これを何も知らない人間が安易に取り上げることで被害者への二次被害になると考える」とも述べた。
そして「私自身が知っている範囲で言うと」と在籍していた80年代を思い起こし「今のように上場もしてなかったですし、コンプライアンスという言葉もなかった時代。ですので私の本にも書いていますが、今で言うセクハラに当たることは多く経験してきました」と振り返り。「ですが今回のような事案は聞いた事も経験したこともなかったので、記事を読んでとうてい信じられず、すごくショックを受けた」と率直に語った。
そして「なぜこれまで海外株主の外圧ではなく、内部からの動きでメディアとして、一企業の責任を果たす動きが起きなかったのかということには怒りを感じています」とも述べ、「フジのコーポレートガバナンスがどうなっているのかということですが、明日、社長会見が開かれるのでそこで何が語られるのか。これまでのような、同じような対応では許されないということは、経営幹部が一番分かっていると思います」と、17日の会見に期待を寄せていた。