76年ぶり2度目甲子園対局で羽生善治九段が藤井聡太七冠に勝利 ファンからは「かっとばせー」野球流エールも
将棋の藤井聡太七冠(22=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)と羽生善治九段(54)が8日、兵庫県西宮市の甲子園球場で「日本将棋連盟×阪神甲子園球場『100周年記念対局』」を行い、羽生九段が120手で勝利し、メモリアルな白星を手にした。
2人の天才が特別な舞台で名勝負を繰り広げた。同球場によると甲子園での対局は、1948年10月の松田辰雄八段と大山康晴八段による早指しの公式戦以来、76年ぶり2度目。当時は3万5000人が集まる中、バックネット裏にやぐらを組んで対局したという。
この日対局が行われたのは皇族やVIPも使う、ロイヤルスイートフロアの「貴賓室」。持ち時間は30分という短期決戦で、先手の藤井七冠が仕掛けたが「積極的にいったが、うまくひっくり返されてしまった」と話すように、徐々に羽生九段が主導権を握った。
記念すべき勝利に羽生九段は「今回は100周年のお祝いなんですが、藤井さんからお祝いをいただいたような気持ちです」と笑わせた。大台にあと1つとしている通算タイトル99期について聞かれると「これをひとつのきっかけにしてまだ目指していければ」と穏やかな表情を見せた。
イベントの最後には3800人のファンから「かっとばせーふ・じ・い」、「かっとばせーはーぶ」と野球流のエールが贈られる場面も。将棋連盟会長でもある羽生九段は「この100年を機に、さらに前に進んでいけるように頑張っていきたい」と決意表明し、大きな拍手を浴びていた。
