タレント・羽賀研二容疑者を逮捕 元妻や暴力団組長らと共謀 過去に2度の実刑判決で収監され3年前に出所
タレントの羽賀研二(本名・當眞美喜男)容疑者ら7人が25日、不動産の虚偽登記をしたなどとして、強制執行妨害目的財産損壊等(仮装譲渡 電磁的公正証書原本不実記録、同供用)などの疑いで愛知県警に逮捕された。
同県警によると、羽賀容疑者は昨年6月、元妻の當眞麻由容疑者、六代目山口組弘道会傘下組織組長・松山猛容疑者らと共謀し、羽賀容疑者が所有する沖縄県内の不動産について、羽賀容疑者が代表取締役を務める会社に所有権が移転した旨の内容虚偽の登記を完了させ、強制執行を妨害するとともに、公正証書の原本として使用したなどの疑いで逮捕された。
羽賀容疑者は2007年6月、未公開株を元値を隠して高値で売り付けて債務を逃れようとした容疑で、ボクシング元世界王者・渡辺二郎容疑者らと逮捕され、詐欺・恐喝未遂の罪で起訴された。08年11月の一審判決では無罪だったが、11年6月の二審判決では懲役6年が言い渡された。最高裁への上告が棄却されて実刑判決が確定し、沖縄刑務所に服役した。
17年には妻の麻由容疑者と離婚した上で、所有する物件の不動産の名義を財産分与という形で麻由容疑者に譲渡したが、偽装離婚による財産隠しにあたると判断されて19年1月に麻由容疑者とともに逮捕された。20年9月に1年2カ月の実刑判決を言い渡され、21年9月に出所していた。