橋幸夫「ごめんなさい。もう一回頑張ります」引退撤回 わずか11カ月 ファンの声に批判覚悟で決意

 昨年5月に歌手活動を引退した橋幸夫(80)が15日、都内で「謝罪会見」と題した会見を開き、引退を撤回した。橋家の家紋が入ったはかまという一張羅で登場し、ファンの「もう一度歌が聴きたい」という声に後押しされ、復帰を決意したと説明。引退から1年たたずに前言撤回し、ファンへ「ごめんなさい。もう一回頑張ります」と謝罪した。26日に埼玉・大宮ソニックシティ小ホールで行われる「橋幸夫フィルムコンサート&トークショー」でステージ復帰を果たす。

 批判も覚悟で、再びマイクを握る事を決めた。

 復帰を選んだのは、昨年5月のラストコンサート後に届いたファンの厳しい声がきっかけ。声帯の衰えを理由に引退したが、ファンから手紙や電話などで「どうして歌をやめたのか」「自分だけ良ければいいのか」「橋幸夫の歌がなくなったら、私たちに死ねというのと同じ」とさまざまな意見が寄せられたという。

 これらの声に「昨年引退会見をやったのは、間違いだったかなと反省しきりになって」と自問自答。前言撤回は批判されると理解した上で、再びステージに上がることを決めた。橋は「亡くなる時が最後かと思う。もう私はやめません!」と“生涯現役”を宣言。すがすがしい表情を見せ、歌手としての覚悟をにじませた。

 昨年の引退に伴い、名前と楽曲を受け継ぐ“二代目橋幸夫”を探すオーディションを実施。応募総数1000通以上の中から選ばれた3人で、男性ユニット「二代目橋幸夫yH2(ワイ・エイチ・ツー)」が誕生した。同ユニットの活動は今後も継続し、橋と協力して歌っていく形を執る。

 1960年のデビューから、今年で芸歴64年。歌とともに歩んできた橋は「歌は人生そのもの」と表現し、「歌うことが一番の使命。声が出なくなるまでやりたい。負けないで、いくつまでできるか挑戦」と活動へ意欲を見せた。私生活では、京都芸術大学通信教育で書画を学んでいる。「最近の生きがいになり始めたのは書画。京都芸大に入って、今年で3年になりました。宿題もきちっとやっておりますので、卒業も大事」と全力で取り組むことを誓った。

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