宝塚 星組トップ娘役・舞空瞳、18年ぶり単独退団 礼真琴の言葉に涙

 12月に退団する宝塚歌劇団星組トップ娘役の舞空瞳(まいそら・ひとみ)が8日、兵庫県宝塚市の同劇団で会見した。

 昨年10月にヒロインを務めた「ME AND MY GIRL」の千秋楽後に退団を決断。「小さい頃からずっと憧れていたサリー役をさせていただき、充実感があふれました」と同劇団110周年の節目に新たな道へと進むことを決めた。

 2016年に102期生の首席で入団し、花組に配属。可憐でホッソリとした超絶スタイル、さらに確かな技術に裏打ちされたダンスは、男役の魅力を引き立てていた。19年に星組へと組替え、同年10月に礼真琴の相手役として、星組トップ娘役に就任。同じ首席入団同士の実力派トップコンビとして、人気を誇った。

 星組はトップコンビの同時就任同時退団が多い組。紅ゆずる&綺咲愛里、北翔海莉&妃海風、柚希礼音&夢咲ねね、安蘭けい&遠野あすかと、直近4代はいずれも添い遂げてきた。近年では2006年に、トップスターだった湖月わたるが単独退団(相手役のトップ娘役の白羽ゆりは、雪組に組替え)したのが最後となる。

 実に18年ぶりに、単独で退団することになった舞空は、礼に涙を浮かべながら感謝。「礼さんに(退団することを)お伝えさせていただいたのは、前作の大劇場公演のお稽古中。『(舞空の愛称の)なこちゃんが決めたことなら全力で応援するよ』と温かいお言葉をかけていただきました」と声を詰まらせた。退団後については「宝塚が大好きすぎて何も考えられておりません。自分自身と見つめ合って新たな道を考えたい」と話した。

 退団公演は「記憶にございません!/Tiara Azul-Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)」(8月17日~9月22日、宝塚大劇場。10月19日~12月1日、東京宝塚劇場)。

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