milet 横アリでアリーナ公演完走「正直、光が見えなかった」と語るも「スタートは切れた」と前を向く

 シンガー・ソングライターのmilet(ミレイ)が20日、横浜アリーナで、大阪城ホールと4日間で開催したアリーナ公演「milet 5th anniversary live“GREEN LIGHTS”」の最終日を迎えた。

 デビューから5年でたどり着いた初のアリーナ公演。その思いを力強いハスキーボイスの歌声に乗せた。MCでも「いつもと違う気持ちでここに立ってます」と特別感を口にした。

 公演名は20年に開催予定だったものの、コロナで中止となった初のツアー名から命名。当時を「あの時前に進もうって大きな声で言えなかった私がもどかしくて、許せなくて悔しい」と回想しながら「きょうは弱い自分のありのままを歌にのせちゃおうかなって思います」と話していた。

 続けてmiletは、若干声を震わせながら「だからきょうだけは誰かのためじゃなくて、自分のために歌わせてください」と率直な思いを吐露。当時の悔しさも胸に、この日は人気アニメ「鬼滅の刃」のオープニング主題歌にもなった「絆ノ奇跡」やデビュー曲「inside you」など計23曲を熱唱。4日間で3.8万人もの観客を魅了した。

 この日は、ライブ全体を通して、決して明るいとは言えない、真面目なトーンで過去5年の歌手活動を振り返った。途中では感情が極まって、涙を流す場面もあった。milet自身も「この5周年のライブをさ、普通だったら、きっとお祭りみたいにするのかな」と意味深に語っていた。

 終盤には本公演について「正直言うと、大阪2日間、横浜2日間のライブで『GREEN LIGHTS』っていう見えなかった光が見えてくるかなって瞬間もあったけどやっぱり見えなかった」とぽつり。それでも「この4日間で強くなれた」とし「答えを見つけに行くスタートは切れたと思う」と笑顔を魅せた。

 最後には「きょうここで皆の前で歌えたこと、きっと一生の私の道しるべになると思う。いや、するね」と前を向いた。

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