高橋洋一氏 マイナス金利解除の日銀に「小学生レベルの間違い」「文書はとんでもない赤点」岸田政権も酷評

 元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が19日、YouTubeチャンネルを更新。金融政策決定会合で「マイナス金利政策」を解除し、17年ぶりに金利を引き上げることを決定した日銀について、「ついにやっちまった」「小学生レベルの間違い」と酷評した。

 日銀が出した1月と今回の公式資料2つを読み上げながら解説。「政策変更したんだけど、その理由として物価安定2%が見込める状況になったからというのでやっているわけ。はっきり言ってこれ、小学生レベルの間違いだけどさ。物価安定2%を継続的に維持できるってことになったら、今までの政策がよかったんだから、変更しちゃいけないって、全部そこに尽きちゃう」「本当に変更するなら、物価安定2%に大きく逸脱する見込みがあるから変更するっていうなら分かるんだけど」と呆れた。

 「ものすごいミス。粗雑すぎて話にならない」「植田日銀の化けの皮がはがれた。金融政策を金融機関の顔だけを見てやっている」と辛らつな言葉を重ねる高橋氏は、事前に情報がマスコミにリークされたことについて「法律的には当たらないがインサイダーですね。この情報だけで、金融機関は何十億と儲かるのだから」と断じた。

 今回の政策変更で、金融機関が儲かることを説明すると、「ズブズブのことを許している岸田政権が、政策をやる余裕がなくて、権力闘争ばっかりしているから、誰もに日本銀行の話を見ていない。だから日銀はやりたい放題で、金融機関向けのことをボンボンやった」と推測。日銀が金融機関にリークし、それがマスコミに流れたとし「ひどいよ」と嘆いた。

 金利は、インフレ率が上がってから、上げるのが鉄則。「アメリカだって5%くらいになってから上げた。日本は2%って、話にならないよ」と憤慨した高橋氏は、「今回の日銀の発表文書を採点すると、とんでもない赤点」と厳しく評価した。

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