中村メイコさん 死去後に届いた最後の手紙「お父さん、愛しています」夫・神津善行氏が送る会で明かす

 昨年12月31日に肺塞栓症で死去した女優・中村メイコさんを追悼する「乾杯で送る会」が18日、都内で開かれ、約400人の参列者が見送った。

 祭壇には中村さんが好きだった真っ赤なガーベラ、こよなく愛したスコッチ・ウイスキーやワインが供えられ、中村さんが生前に「亡くなったときに使って」と伝言していた写真も並べられた。

 夫で作曲家の神津善行氏(92)は中村さんが亡くなった日を回想。「ベッドから起こしてと言うので首の後ろに手をまわしました。人さし指を僕の小指にぶら下げ『しばらく、そうしていて』と。手を握るつもりだったのかな。ポロっと指が外れたときは、グッタリしていました。息を引き取る瞬間は僕の腕の中にいました」と振り返った。

 死去直後の1月2日に中村さんからバースデーカードが届いたといい「面倒かけてごめんなさい。お父さん、愛していますと書いてありました」と最後の手紙を明かした。「もう旅立ったのかな。(車椅子だったので)たどり着けるのか、どうしても心配。道も分からない所を1人で歩かせるわけにいかない。一緒に行ってやりたい」と最愛の妻への思いを語った。

 弔辞は中村さんと親交があった女優・黒柳徹子(90)がテレビ朝日「徹子の部屋」収録のため欠席し、長女で作家の神津カンナ氏(65)が代読。「あなたがいらっしゃらないこの世がつまらない」と悲しみを伝えた。

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