テレビ朝日「家事ヤロウ２時間ＳＰ料理とテレビ　激動６５年史」が２８日、放送された。テレ朝開局６５年を記念し、料理にまつわる番組の名場面を振り返った。

　タレント上沼恵美子が司会して人気だった「おしゃべりクッキング」では、１９９６年に女優・原田美枝子がゲスト出演した際に、上沼の暴走トークに笑いが止まらなくなり、途中退席するハプニングを放映した。

　ピーマンの肉詰めを作っていた料理の先生が、ピーマンに振る小麦粉を「薄めに」とアドバイスした際に、上沼が「薄化粧が好きなんですね。奥さん若いですから。薄化粧なんですよ」とツッコんだ。

　さらに「ほな、なんですか。毎日、私の顔見て笑ってたんですね。化粧厚いな～言うて」とトークを止めない上沼に、原田は笑いを抑えきれず、涙まで出てきた。ついには後ろを向いてしまうが「大丈夫ですか？美枝子さんみたいに彫りが深い顔に生んでくれたら、何もする必要ないんですけどね。シャドーも鼻を立てる必要もないのに」とお構いなしの上沼。

　原田はついに「すいません、ちょっと涙が…」と退席して、メーク直しをする羽目になり、上沼はそれにも「どこ行くんですか～？」と言葉をかけた。

　化粧を整えて画面にも取ってきた原田にも上沼は「全部終わりました。はい戻りました。おかえり～」とツッコミ。原田は「あ～、ダメだ」と再び、後ろを向いて２度目のメーク直しに消えていった。

　番組のＭＣを担当したバカリズムは「めちゃくちゃ楽しい。ずっとしゃべってて、聞き入っちゃう。料理が全然入ってこない」と上沼の話術に感服するばかりだった。