林家木久扇 3月に「笑点」卒業で「ホッとしています」 落語普及へ渋谷に寄席建設希望

 ユニクロとのコラボグッズを発表した落語協会の(前列左から)林家正蔵副会長、柳亭市馬、林家木久扇
 心境を語る林家木久扇落語協会相談役
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 落語協会相談役の林家木久扇(86)が25日、都内で行われた「落語協会百年」会見と記念式典に、会長の柳亭市馬(62)、副会長の林家正蔵(61)とともに出席した。

 木久扇は55年間レギュラーを務めた日本テレビ系「笑点」を今年3月に卒業する。長きにわたる出演を振り返り「面白いこと、おかしいことを毎週やらなくちゃいけないというので、毎週試験を受けてるような気持ちでした。ドキドキドキドキしながらの55年でございました。本当に自分でホッとしております」と本音を明かした。

 自身の“後継者”については「55年やりましたから、若い人につないでもらって、誰かが私の席に座って、また面白いことを言ってもらいたい」と期待を口に。また、若い世代に落語を知ってもらう方策を「もう一軒、寄席ができるといいと思うんですね。渋谷がとてもいい下地のあるところ。以前は東急文化寄席とか、ものすごい沿線のお客さんが来る。なんとか、ツテを頼って、もう一軒、作ってもらって」と語った。

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