R-1決勝進出者発表 サツマカワRPG、吉住ら9人 ウエストランド・井口は準決勝敗退も「大好き」

 「R-1グランプリ2024」の決勝へ進出した(左から)真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんく、kento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPG、トンツカタンお抹茶、どくさいスイッチ企画
 ウエストランドの井口浩之(左)と河本太
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 ピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ2024」の準決勝が11日、都内で行われ、サツマカワRPG(33)ら9人の進出者が決まった。「M-1グランプリ2022」を制した「毒舌漫才」のネタ中に「M-1にあってR-1にないもの」を「夢!」と言い放ったお笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之(40)は、まさかの準決勝敗退。霜降り明星・粗品、マヂカルラブリー・野田クリスタルに続く3人目の2冠を逃し、自ら“夢”から遠ざかる結果となってしまった。

 “毒舌王”の2冠への夢は、はかなく散った。M-1決勝の最終決戦ではR-1を“罵倒”したネタで頂点に立った井口。この日の準決勝でも「記憶喪失」になった人間として、R-1をはじめとしたさまざまな芸能界にはびこる情報へ皮肉に問いかける、“らしい”ネタを披露したが、夢をつかむ決戦の舞台に立つことも許されなかった。

 敗退後には自身のX(旧ツイッター)を更新し「あ、準決勝敗退です!そして、敗者復活戦はないので、これでおしまいです!」と報告。その後も「僕はみんなが思ってるより、R-1が大好きです…決勝盛り上がれ」と“本音”も語り、決勝進出者へエールを送っていた。

 今大会からは2021年から設けられていた芸歴10年以下の出場制限が撤廃され、過去最多の5457人の挑戦者がエントリー。「おいでやすこが」としてM-1でも2位となったおいでやす小田ら実力者が敗退する中、決勝進出6回目のルシファー吉岡や芸歴20年目にして決勝初出場となった街裏ぴんく、さらに普段は大阪で会社員をしている今大会唯一のアマチュア「どくさいスイッチ企画」など、クセ者ぞろいの9人が集結した。

 芸歴制限が適用されていた22年に芸歴11年以上の芸人の大会「Be-1」を優勝した実力者の街裏は「Be-1優勝で賞金50万円をいただいたけど、貧乏すぎて次の日にはバイトの面接に行ってた」と苦労を告白。「『いつか人生を変えてやる』って言いながら今までやってきたので、当日、決勝のステージを桃色に染め上げたいと思います!」と意気込んだ。決勝は3月9日にカンテレ・フジテレビ系列で生放送される。

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