３０日の日本テレビ「ｎｅｗｓ　ｚｅｒｏ」では、自民党の麻生太郎副総裁が２８日の講演で上川陽子外相について「カミムラ陽子は大したもんだぜ」と名前をたびたび間違えた後に「俺たちから見ても、ほぉ～このおばさんやるねと思いながら」と述べたと映像で伝えた。

　「この間ニューヨークで会ったけども、少なくともそんなに美しい方とは言わんけれども」としたうえで、外交官の手を借りずに面会すべき相手とアポを取っていたと明かし「あんなことできた外務大臣、今までいません。新しいスター」との発言も。

　上川大臣は３０日の会見で「どのような声もありがたく受け止めている」と述べている。

　番組キャスターの有働由美子アナは「褒める中での言葉づかいではありましたけれども、相手へのリスペクトがない、欠けた無礼な発言だなと思いました」と語った。

　「派閥や裏金だけじゃなく、自民党にいまだに残るそういう時代遅れな価値観が問われていることを、そろそろ分かったほうがいいんじゃないかと私は思うんですが」と述べた。