築地場外市場の佃煮店「諏訪商店」のおかみさんとしても知られる、女優でタレントの牧野美千子（５９）が２３日までに、３８年ぶりに芸能事務所に所属したことを報告した。

　牧野は１９８４年に特撮ドラマ「超電子バイオマン」（テレビ朝日系）で女優デビュー。ドラマ、映画出演のほか、テレビのレポーターなど務め、８５年にはアイドル路線で歌手デビューも果たしながら、８６年に突如引退。８９年に結婚し、９９年に夫が築地場外市場の佃煮屋「諏訪商店」の家業を継いだ。５代目女将として、メディア等で取り上げられるなか、かつての仲間からの依頼を受け、２００９年に特撮のイベントに出演。これをきっかけに芸能活動を再開し、女優として映画「学園探偵薔薇戦士」シリーズなどに出演したほか、特撮時代の仲間と一緒にイベントを開いていた。

　今後は芸能活動を本格的に再開させる予定。かつて「ウルトラマンＡ」（ＴＢＳ系）でＴＡＣ隊員役で活躍した特撮出身俳優の佐野光洋も所属しているのが縁となり、ジャスティスジャパンエンターテイメントに入ることになったという。

　牧野は、「この度、ご縁いただき、ジャスティスジャパンエンターテイメントに所属することになりました。かつて志半ばにして芸能活動から退き、大学復学、築地の仲卸『諏訪商店』に嫁ぎ、そこからは育児、店の立て直しにと夢中で人生を歩んでまいりました。子育てを終えた頃、ひょんなことから参加した特撮イベントで久々の公に登場し、『元ヒロインの築地女将』としてメディアに登場。かつての皆さまとのご縁も復活し、芸能活動を再開致しました。人生の終盤戦、今一度のチャレンジをと思っております。どうか皆さまよろしくお願いします」とコメントしている。