松本人志の代理人弁護士、検事時代に虚偽公文書作成などで告発受ける 不起訴も減給6カ月処分受け辞職

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が22日、自身に対する報道をめぐり、「週刊文春」の発行元である株式会社文藝春秋などを提訴した。

 代理人弁護士としてコメントを発表したのは、八重洲総合法律事務所に所属する田代政弘弁護士。1998年に検事として東京地方検察庁に入庁した。

 だが、東京地検特捜部に勤務していた2012年、民主党(当時)の小沢一郎衆院議員の資金管理団体「陸山会」をめぐり、小沢氏の元秘書3人が政治資金規正法違反(虚偽記載)で有罪となった通称「陸山会事件」において、捜査報告書に虚偽の記載をしたとして、虚偽有印公文書作成及び行使罪で告発された。

 嫌疑不十分で不起訴となったが、法務大臣からは、減給6カ月の処分を下され、同年6月に検察官を辞職。14年10月に東京弁護士会に登録され、八重洲総合法律事務所に所属した。事務所の公式サイトでは「検事任官後は、一般刑事事件の捜査・公判のほか、東京地検特捜部検事、証券取引等監視委員会特別調査課特別調査指導官として、汚職事件や大型経済事件、脱税事件及び金融商品取引法違反事件等の捜査に従事してきました」と紹介されている。

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