SUPER★DRAGON・古川毅 連ドラで歩み始めた昇竜の1年 メジャーデビューへソロ活動還元 解釈難しいキャラで新境地

 俳優とアーティストの二刀流で活躍するSUPER★DRAGON・古川毅(撮影・開出牧)
 SUPER★DRAGONの古川毅
 俳優とアーティストの二刀流で活躍するSUPER★DRAGON・古川毅(撮影・開出牧)
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 EBiDANの9人組グループ・SUPER★DRAGONの古川毅(23)が、BS-TBSのドラマ「夫婦の秘密」(木曜、後11・00)で昇竜の1年を歩み出した。花屋の主人公夫婦とその周囲の人々が裏に秘めるダークサイドを描き出す問題作。グループとして3月にメジャーデビューを控える中、ソロとしても存在感を発揮する年男を直撃した。

  ◇  ◇

 182センチの長身に長い手足と小顔が映える。演じるのは、ヒロインの夫の過去を知る親友役。まだ抱える秘密は視聴者に明かされていないが、不気味な雰囲気が緊張感を呼ぶ。事前資料でバックボーンを知るだけに「解釈するのが非常に難しいキャラクターでした」と新境地に挑んでいる。

 中学3年生のときに原宿でスカウトされ、2015年にSUPER★DRAGONのメンバーとしてデビュー。アーティスト活動を続ける中で転機となったのが19年放送のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」だった。

 主な共演者は同世代の俊英。演技経験など、ほとんどないまま激戦区に身を投じ「本当に濃厚な3カ月でした。怒られたことも恥かいたことも本当に泣くほど嬉しい経験もありました」と回想する。

 セリフが応酬するシーンでたった一言が出てこずにNGを出し「『俺、今日、死ぬんかな…?』ってくらい助監督にブチ切れられたり」と苦笑いするが、同世代と切磋琢磨(せっさたくま)。「芝居に対しての価値観をガラッと変えさせてもらいました。グループにその感覚を還元できたなってところもあります」と振り返る。

 メンバーがソロでの経験を持ち寄り、グループとしての厚みを増した結果、スパドラは3月6日にメジャーデビューを果たす。「お芝居の現場はいい意味で毎回、アウェイ。出稼ぎに行って、家族の待つグループに帰ってくる感じです。連ドラで始まり、メジャーデビューする大きな年になるので、月並みですけど飛躍の1年にしたいです」。辰年の中でも縁起のいい甲(きのえ)辰。年男は静かに闘志を燃やしていた。

 ◆古川毅(ふるかわ・つよし)2000年2月27日生まれ。東京都出身。2015年9月、SUPER★DRAGONのメンバーとしてデビュー。18年、若手の登竜門となる「シーブリーズ」のイメージキャラクターに抜てきされた。同年にドラマ、映画として展開された「兄友」で俳優業に進出。グループは3月6日にポニーキャニオンから新曲「New Rise」をリリースし、メジャーデビューする。

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