磯村尚徳さん死去 94歳 NHK「ニュースセンター9時」キャスター

 ※写真はイメージです(New Africa/stock.adobe.com)
 磯村尚徳さん
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 NHKの元ニュースキャスターで報道局長、特別主幹も務めた磯村尚徳(いそむら・ひさのり)さんが今月6日、骨髄異形成症候群のため都内のホスピスで死去していたことが13日、分かった。94歳。東京都出身。

 幼少期をトルコで過ごし、学習院大を卒業後、NHKに入局。中東や欧州特派員を経て、1974年に「ニュースセンター9時」の初代キャスターに就任。後に自著のタイトルにもなった「ちょっとキザですが」という決まり文句と、ニュースへの分かりやすいコメント、ダンディーぶりで人気を博した。

 91年にはNHKを退職して自民党本部の推薦で東京都知事選に立候補したが、自民党都連が支援した現職の鈴木俊一氏に完敗した。

 初代パリ日本文化会館館長も務め、97年には長野冬季五輪の開会式で司会を担当。外交評論家としても活動した。2011年、旭日中綬章。

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