喜寿・堺正章がパワフルに熱唱「いつか歌えなくなる日は来るでしょうけど、今はまだちょっと歌える」
元「ザ・スパイダース」の歌手でタレント・堺正章(77)が6日、都内の名門ジャズクラブ「ブルーノート東京」でライブを行った。8月に喜寿を迎えた堺は「ギリギリですよ。ポーズとったりするとフラつきますから」と話しながらもパワフルな声量で圧巻のステージを披露。スパイダース時代のヒット曲「夕陽が泣いている」「バン・バン・バン」など全12曲を熱唱し詰めかけたファンを歓喜させた。
喜寿とは思えない大迫力のステージに耳の肥えたファンらが拍手と大歓声で迎えた。「声が出るのは大きいステージで声を使っていたからでしょうね。筋肉や声帯の訓練ができていたかな。いつか歌えなくなる日は来るでしょうけど、今はまだちょっと歌える」と、スパイダース時代を基礎工事だと表現した。
「77歳でギリギリ50代(の歌い方)をやっているんです。二十数年前をやってるんですから無理があるに決まってる。70代のステージができるようになれば、説得力や魅力も出てくるんでしょうけど。まだ若いときのままでやってる。それは僕の中にロックンロールをやってた名残がまだあるから」と笑顔。全12曲を歌い上げて詰めかけたファンを歓喜させた。
会場から「10年後も歌っていてほしい」と声をかけられると「そんな事務所みたいなこと言わないでよ…。会社は僕が絶対倒れないと思ってる。いつか倒れてやるんだ」と答えて笑わせていた。
