中村獅童 3歳次男は「生まれながらに両手小指欠損」と公表 「個性として受け入れる社会になってほしい」

 歌舞伎俳優の中村獅童が13日、都内で十二月大歌舞伎(12月3~26日、東京・歌舞伎座)の第一部「超歌舞伎 今昔饗宴千本桜」の取材会を行った。同演目で獅童の次男・小川夏幹くん(3)が初お目見え。この日は長男・陽喜くん(5)も含め3人で初の歌舞伎会見に臨んだ。

 獅童は、夏幹くんの登場に先駆け、夏幹くんが「生まれながらに両手の小指が欠損している状態。生まれてから分かった」と公表。迷いもあったが、「一つの個性として受け入れられるような社会になってほしい」との思いで公表を決意したと明かした。

 夏幹くんは自ら歌舞伎の道へ行くことを決意。獅童は「長男もそうだけど、僕が『歌舞伎をやれ』とはひと言も言ったことがなくて、歌舞伎俳優は好きじゃないとできない仕事。幸いなことに陽喜が『やりたい』って言ってくれて。そうすると弟の夏幹も『やりたい』って。歌舞伎役者として指がないということは、隠せる部分ではないので、歌舞伎役者にさせるべきか、迷ったけど」子供の気持ちを尊重したと明かした。

 獅童は「せがれに、自分と同じ道を歩みたい、と言われた時は素直にすごくうれしい」とにこやかな表情。続けて夏幹くんへ「人生って良い事だけじゃなくて。彼は彼にしか分からない悲しみをこれから味わうのかもしれないけど、役者にとってそれは最大の武器。そういった意味では強力なライバルが現れた。陽喜もそうだけど、まだ追い越されたくないし『中村獅童』という名前もまだまだあげたくないんで」と語った。

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