元虎戦士・川尻哲郎氏のスポーツバーに虎党集結 号泣、ジャンプ、ハイタッチ、ジェット風船舞った

 川尻哲郎氏(中央左)、陽子夫人(同右)と日本一を喜ぶ阪神ファン(撮影・佐々木彰尚)
 日本一に歓喜する在京の阪神ファン
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 この瞬間を待っとったで!!阪神が5日、38年ぶりの日本一を達成した。59年ぶりに実現した「関西シリーズ」の第7戦。互角の戦いを繰り広げてきたオリックスを退けると、決戦の舞台となった大阪は熱狂に包まれた。厳戒態勢の中、虎党は狂喜乱舞。東京・新橋でもファンが気勢を上げ、芸能界の虎党たちも喜びを爆発させた。

  ◇  ◇

 東京・新橋にある元猛虎戦士・川尻哲郎氏が営むスポーツバー「TIGER STADIUM」には試合開始前から80人以上の虎党が集結。「あと1人!」。手拍子の中で訪れた38年ぶりの日本一の瞬間。歓喜のジャンプとハイタッチが、ジェット風船が飛び交う店内を揺らした。

 涙声がまじった「六甲おろし」が店内に響く中、日本一を見届けた川尻氏は満面の笑みで、お客さんたちと丁寧に握手を交わしていった。

 「皆さんが泣いている姿を見て、幸せになれる場所を作れたのかなと思えた。最高の年。38年ぶりなんて、なかなか見られるもんじゃない」と目を潤ませた。

 五回のリード時から号泣していた50代の男性は「何年、待たせるんだよ。待ってて良かったよ」と万感の思いでつぶやき、さらにむせび泣いた。祖父、父と三代に渡って熱狂的ファンの西山健太さん(23)は「日本一最高です。川尻さんに会えたのも最高!!父に自慢します!!」とガッツポーズを繰り返していた。

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