ザ・ビートルズ 最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」を11・2世界同時発売

 ザ・ビートルズ「ナウ・アンド・ゼン」のジャケ写©Apple Corps Ltd.  
 THE BEATLES 1963 ©APPLE CORPS LTD.
2枚

 ザ・ビートルズ最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」が11月2日午後11時(日本時間)、配信で世界同時発売されることが26日夜、発表された。輸入盤のアナログとカセットは同3日、日本版のアナログは同17日発売。

 同曲は故ジョン・レノンが70年代後半に自宅でボーカルとピアノのデモを録音。94年に妻のヨーコ・オノ・レノンが同音源をポール・マッカートニー、故ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターに渡し、3人は新しいパートをレコーディングしたが、当時の技術ではジョンのボーカルとピアノを分離したクリアなミックスが実現できず、お蔵入りとなった。

 21年のドキュメンタリー「ザ・ビートルズ:Get Back」をきっかけに技術的な問題が解決し昨年、ポールとリンゴが作業を開始。ジョンのボーカルに加え、ジョージが95年に録音したエレクトリック・ギターとアコースティック・ギター、リンゴの新しいドラム・パート、ポールのベース、ギター、ピアノが含まれており、ポールはジョージにインスパイアされたスライド・ギター・ソロを加えた。ポールとリンゴはサビでバッキングボーカルも担当した。

 ポールは「ジョンの声が、とてもクリアに聞こえる。かなり感動した。僕たち全員が参加した本物のザ・ビートルズのレコーディングだと言える。2023年にまだビートルズの音楽に取り組んでいて、一般の人々がまだ聴いたことのない新曲をリリースしようとしているなんて、本当にエキサイティングなことさ」、リンゴは「彼が部屋に戻ってくることの次に彼に一番近づいた瞬間だったから、僕たち全員にとって、とても感慨深いことだった。まるでジョンがそこにいるようだった。斬新だった」とコメントしている。

 また、12分間のドキュメンタリー映画「ナウ・アンド・ゼン-ザ・ラスト・ビートルズ・ソング」が日本時間11月2日午前4時30分にバンドのYouTubeチャンネルで公開され、MVが3日に初公開予定。同10日には「ザ・ビートルズ 1962年~1966年」(通称赤盤)と「ザ・ビートルズ 1967年~1970年」通称青盤)の拡張版となる2023エディションが発売され、青盤には「ナウ-」が収録される。

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