武井壮、銀座仮面強盗実行犯に4年6カ月「こんな量刑で復帰なんて不安に耐えられない」

 タレントの武井壮が26日、フジテレビ系「めざまし8」で、東京・銀座の仮面強盗で捕まった18歳の男に東京地裁が4年6カ月の実刑判決としたことに「こんな量刑で復帰してくるなんて」と怒りをにじませた。

 この日は今年5月に銀座の高級時計店に仮面をかぶって強盗に入り、店員に刃物を見せ、3億円相当の腕時計などを奪った罪に問われた18歳の男の裁判を取り上げた。男はいわゆる“闇バイト”で友人から100万円の報酬の仕事があると誘われ、犯行当日に仕事が強盗だと知ったと説明。東京地裁は懲役4年6カ月を言い渡している。

 武井はまず「闇バイトという伝え方も大嫌い」と言い放ち、「凶悪犯罪グループの一員ですから。それに加担したらその日だけだとしても凶悪犯罪グループの一味なんです」と厳しい言葉で断じた。

 「1日で100万円を、なんの技術もない人に払える仕事はこの世には存在しない」とも伝え、「こんなぬるい伝え方してたら、若い子たちが、しかもこれが4年6カ月しか服役しないで、3億円という一生かけても稼げない金額を誰かから強奪して、それをナイフを向けて、もしその人が抵抗したら刺して殺していた可能性もあるわけじゃないですか」と指摘。

 「そんな犯罪、とてつもない犯罪を闇バイトとか、仕事あるよ、100万円だよってふんわりやわらかいもので報道したら、これから先若い子が、捕まっても5年なら3億円、チャレンジしてみようか、100万円もらえるなら1件やった、成功してバレなかったとか、どんどんまん延して、日本の国土、無法地帯になるきっかけの最初の一歩じゃないかと思う」と、5年弱の量刑では抑止力にならないと訴えた。

 実行犯の厳罰化にさまざまな意見があるのは承知の上で「人が一生かかっても稼げないような財物をナイフを向けて、命奪うぞっていうのがこんな量刑で復帰してくるなんて、そんな社会に生きている不安に耐えられない」と怒りをにじませていた。

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