「サンモニ」青木理氏、ジャニーズ問題→忖度・萎縮→キャスター降板に変換 報道スタンスに苦言

 ジャーナリストの青木理氏が10日、TBS系「サンデー・モーニング」に出演し、ジャニーズ事務所に対する忖度(そんたく)に触れ、報道の姿勢についてコメントした。

 ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、前社長の藤島ジュリー景子氏、新社長となった俳優・東山紀之、ジャニーズアイランド社長のタレント・井ノ原快彦らが7日に記者会見を開いた。

 青木氏は井ノ原の「得体の知れない、触れてはいけない空気があった」という発言を引き合いに出し、「得体の知れない、触れてはいけない空気みたいなものに、われわれメディアも完全に飲まれてたんじゃないですか」と苦言を呈した。芸能だけの話ではないとし「かつての1強政権下で、いろんなキャスターの方が辞めたと。そういうのも、そういう忖度とか萎縮とかみたいなものと無縁ではなかったんじゃないでしょうか、っていう問題もあると思う」と語った。

 「芸能だけじゃなくて政治に対しても、あるいはありとあらゆる権力とか権威に対して、われわれ、きちんとファイティングポーズとってますかっていうところが問われる」と報道姿勢に注文をつけた。なお、さまざまなキャスター降板については、政権が介入した可能性は取りざたされているが、はっきりとした因果関係は伝えられていない。

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