京アニ事件「死刑1回分は残るんじゃないか」パックンが「心神耗弱で減刑」の可能性に疑問 谷原章介は無罪主張に驚き

 2019年の京都アニメーション放火殺人事件の公判が5日、始まった。車いすで法廷に姿を見せた青葉真司被告(45)は「こうするしかないと思った」「こんなにたくさんの人が亡くなるとは思わなかった」などと語った。

 犠牲者36人は平成以降では最悪の数字となった。弁護側は、事件当時、青葉被告が心神喪失か心神耗弱の状態だったとし、無罪を主張。検察側は責任能力はあったと主張している。

 6日のフジテレビ系「めざまし8」でも裁判の様子などを伝えたが、MCの俳優・谷原章介は「事件から4年たってしまったこと、そして弁護側が無罪を主張したことに本当に驚きを禁じ得ないです」とコメントした。若狭勝弁護士は心神喪失とするのは難しいとした上で「心神耗弱になると、仮に死刑だという判断になったとしてもそれは無期懲役にしなきゃいけない」と説明。心神耗弱ならば自動的に刑が1段階下がる形になるとした。

 米ハーバード大学出身のお笑いタレント「パックン」ことパトリック・ハーランは「民主主義国家に暮らして、司法手段の公平性を保たなきゃいけない。『感情だけで動いちゃいけない』と思いながらも、やっぱり被害者みなさんのお気持ちもあります。気持ちの整理も司法手段の目的の1つでもあります」とコメント。被害者や遺族の気持ちが簡単には割り切れないとした。

 続けて「(心神耗弱による)減刑の話がありましたけど、ちょっと乱暴な言い方をさせていただきますと」と前置き。「例えば10倍もの重さで死刑になってもおかしくないと思うんですよ。死刑1回じゃなくて10回ぐらいの死刑に値するような犯行は本人は認めてるんです。ですから減刑されても死刑1回分は残るんじゃないかなと。荒っぽい言い方で申し訳ないんですけど」と直球で“罪の重さ”への思いを表現した。「こういう感情的なところが、どうしても論理的な主張を聞いても納得いかない面もあると思うんです。国民の中だけじゃなくて、遺族、被害者の中でも、この辺の気持ちの整理が大変難しいかなと思います」と被害者や遺族の気持ちにより添った。

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