処理水の海洋放出「風評加害」に反発 細野豪志氏、福島だけ問題視は「差別ではないか」

 自民党の細野豪志衆院議員が24日、福島第1原発の処理水の海洋放出についての思いを公表した。海洋放出はこの日、午後1時ごろにスタートした。

 細野氏は放出が始まる前にX(旧ツイッター)にコメントをポスト。「いよいよ処理水放出。福島の人や漁業関係者が風評被害を心配するのは理解できる。」と地元の人々の心境に理解を示した。一方で、地元以外で反対する人々については「世界中の原子力施設から処理水が放出されているのを認めておいて、福島からは放出することを認めない、もしくは福島で放出される処理水のみ問題にするのは福島に対する差別ではないか。」と強い言葉で疑問を投げかけた。

 細野氏は23日にも処理水について「今も処理水の説明が不十分との声がある。被災地のガレキ処理の時『細野大臣説明して』というプラカードを持った女性を見つけたので、近づいて説明しようとしたら『あなたの説明は聞きたくない』と言われたことがある。処理水の科学的な説明は続けなければならないが、海洋放出は粛々とやるべき。」とコメント。話を聞こうとせずに「説明が不十分」と主張する人々がいることを強調した。

 続けての投稿では「処理水放出が迫る。『時間がかかり過ぎだ』と言ってくる人もいれば、『説明が不十分だ』という人もいる」とさまざまな意見があることを例示。「科学的には決着がついていたのに『風評加害』に屈してきた面があった。これ以上、科学が風評に負けるわけにはいかない。」と科学を無視して反対を主張する「風評加害」者には毅然(きぜん)とした態度を示すべきとした。

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