ミス東大の現役生タレント・神谷明采 描く芸能活動と二刀流 目指すは世界銀行就職「超ハードル高い。敵が海外の人なんで」
現役東大生でタレント、モデル、起業家など多方面で活躍する神谷明采(23)。2020年のミス東大で、翌年の「ミス・オブ・ミス・キャンパス・クイーン・コンテスト」でミス日本一に輝き、芸能事務所・古館プロジェクト所属となった。現在は「CanCam」の読者モデルやYouTubeチャンネルで発信活動も行い、勉強面では世界銀行への就職を目指して、同大学院入試のまっただ中。キラキラの笑顔で何事にも全力で突き進む神谷の胸中を聞いた。
◇ ◇
ミス東大、ミス日本一に輝き、芸能活動を始めて2年。神谷は「めっちゃ楽しいです!芸能をしてないとまず出会わないような人や場所に出会えるし、世界が広がりました」と無邪気な笑顔で語った。
ミスコンに出場するまでは、芸能界とは無縁の「普通の女の子」だった。埼玉の女子校で新体操部の部長を務め、休み時間にはドッジボールや鬼ごっこで遊ぶおてんば娘。「目指すなら一番がいい」と、1浪で東大に合格。「立候補者が少なくて、穴埋めで出た」という1年生時のミス東大コンテストでグランプリに。翌年ミス大学生日本一に輝き、本格的に芸能活動をスタートさせた。
その後、モデル活動や東大生タレントとしてバラエティーに出演、4月からはMBSラジオ「オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン」(土曜、25・30)にレギュラー出演し、トークスキルを磨いている。演技も2年前から勉強するなど、新しい世界に挑戦する日々だ。
「勉強はした分だけ結果が出るけど、芸能の仕事は別世界でした。論理なんてない世界なんで面白いですよね。演技力も上がってるけど、やっぱりオーディションに落ちちゃう。けど楽しい。正直ここまでダメですダメです落ちましたとか今までの人生で経験ないので、悔しいけど、その分だけ頑張ろうって思います。死ぬほど負けず嫌いですね」
昨年夏にイギリスで開催された次世代リーダー・グローバル・サミット「One Young World Summit」に招待されたことで、国際機関の世界銀行就職が目標となった。「超ハードル高い。敵が海外の人なんで。海外で活躍したいし、いろんな人から感謝されるような仕事に就きたい」。
現在は経済学部4年生で来春卒業予定。現在は公共政策大学院の院試の最中で、毎日勉強に励んでいる。「院に東大と海外の他の大学と2校通えるプログラムがあって、私は北京大に行きたいんです」。海外留学後も芸能活動は「どうにかしてやりたい。YouTubeやライブ配信をやります。長期就学制度もあるので」と二刀流の道を模索中だ。
◆神谷明采(かみや・あさ)2000年4月19日生まれ、埼玉県出身。東京大学経済学部経済学科4年。「株式会社SASA」代表。20年「ミス東大コンテスト」でグランプリ受賞。翌年春には、日本一のミスキャンパスを決める「ミス・オブ・ミス・キャンパス・クイーン・コンテスト」でグランプリ。現在は「CanCam it girl」として活動中。3歳からバレエを始め、中学、高校で新体操部。柔軟性がアピールポイント。
