片岡鶴太郎「老いることの楽しさ謳歌して」夕方就寝、午後11時起床、5時までヨガ「今が一番楽しい」

 俳優でタレントの片岡鶴太郎(68)がこのほど、著書「老いては『好き』にしたがえ!」(幻冬舎)を刊行した。芸能活動をベースにボクシングやヨガ、絵画、三線など多彩なジャンルに挑戦し、還暦を機に離婚。現在は独身生活を送る鶴太郎は自らを「自由人ですね」と任じ、これから老後を迎える世代に「老いることの楽しさ、面白さを十分に謳歌(おうか)してほしい」とメッセージを送った。

 目の前に表れた鶴太郎は“老い”を全く感じさせない。精悍(せいかん)な顔つき、引き締まった体。古希が視界に入る年齢で「十分に高齢者ですからね」と笑いつつ、「若い時みたいに体は動かない。だからといって老いてるかっていうとあまり感じないんですよね」と首をかしげた。

 30代でボクシングに打ち込み、その後も絵画、書、ヨガ、三線と多彩なジャンルに身を置いた。心の趨くままに行動し、還暦を迎えると離婚を決断した。結婚当初から別居しており「そのままでもオッケーだったんでしょうけど、思いが変わってきているのに、結婚という体だけとっているのが嫌だったんですよね」。当時は「ヨガ離婚」と騒がれたが「バラエティー的に面白かったんでしょうね」と笑い飛ばした。

 独身生活は8年。ここまで「ガールフレンドは1人もいないの。この人と付き合いたいという人と出会ってない。だから声もかけてない」と明かす。仕事以外での外出は少ないといい「夜の食事会にも行かないし、夜のお店にも行かない。出会う回数が少ないですよね」と苦笑いした。

 現在は夕方に就寝し、約5~6時間の睡眠を取り、午後11時に起床。翌午前5時までヨガに取り組み、絵を描き、三線も練習する。会食は必要最小限に抑え、1人の時間を目いっぱい充実させている。「若い時に戻りたいとか全く思わないですね。今が一番楽しい」と充実感を示した。

 “欲”は一切なくなった。1日1食で「空腹が気持ちいい。グーって(腹が)鳴って。快感ですね」と身を乗り出す。「年を取ると(周囲の)悪魔のささやきがなくなってくる。男にとって楽だと思う」と力説し、女性との交際についても「性欲でないところで女性を見られるというのは老いる特権だと思いますね」とうなずいた。

 「老い=死」というネガティブな発想に異論を唱える鶴太郎に「死」について聞くと「今はいつか来る今日だと思っている」と即答。「ある種、覚悟しています」と続けた。だからこそ“今”を目いっぱい充実させる。

 「寝る時に、これで(そのまま)起きてこなくても満足だなと思ってます。悔いはないな、と」。人生への満足度を示す、これ以上ない言葉だった。

 「生まれ変わっても今の私でいたい」と、自由人を貫いてきた。これから老後を迎える世代に「楽しいこといっぱいありますよ」とメッセージを送り、自身については「これから80、90、100歳になってどういう風になっているかが楽しみで、一番興味がある」と力を込めた。過去は振り返らない。ひたすらに、明るく楽しい未来を思い描いている。

 ◆片岡鶴太郎(かたおか・つるたろう)1954年12月21日生まれ、東京都出身。モノマネでブレークし、「鶴ちゃんのプッツン5」や「オレたちひょうきん族」など数々のバラエティー番組で活躍。30代で俳優に転身し、88年には「異人たちとの夏」で映画賞の助演男優賞を総なめにした。ボクシングのプロライセンスを持ち、絵画では個展も開くなど、マルチな才能を発揮。3人の子を持つ。

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