三谷幸喜氏「理不尽な感じ」猿之助容疑者出演作品が配信停止 大泉洋に「あいつが悪いわけじゃない」
脚本家の三谷幸喜氏が1日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」に出演し、母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕された歌舞伎俳優・市川猿之助容疑者についてコメントした。
三谷氏が脚本を手がけ、猿之助容疑者が出演していた昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などが配信停止になるなどしている。TBSの安住紳一郎アナウンサーは「猿之助容疑者が出演している、三谷さんが脚本、監督もされた作品も少し配信停止ということになりました。この辺りに関してはどう受け止めてらっしゃいますか?」と問いかけた。
三谷氏は「ぼく、大河ドラマを3本やったんですけど、結局今のところ3本とも配信停止。ぼく、何も悪いことしてないですけど」と渋い表情。さらに「あと、大泉洋もです。大泉洋の出てる大河3本あるんですけど、全部配信停止になっちゃって。ちょっとはしゃぎ過ぎるとこ、ありますけど、別にあいつが悪いわけじゃないですからね。何でこんなことに、とは思う」と大泉をいじりながら同情した。
配信というシステムそのものについては「1つのドラマを全部、好きな時間に見られる」と評価。続けて「こんなすてきなシステムがあるからこそ、ちゃんと一般の人たちにも味わえるようになってほしい」と急に停止となったことをチクリと批判した。
さらに「なかなかそうはいかないいろんな事情があるのは分かるんですけども」と前置き。「ただ、容疑者でしょ、今のところ。刑が確定したんだったら分かるんだけど、容疑者の段階でそこまでしちゃうのかなっていうのは理不尽な感じは少ししますけどね」と話した。
安住アナは「配信停止とか公開を延期する、中止するっていうのは、これからまた議論を呼びそうですよね」とコメント。コメンテーターの三雲孝江氏は「気持ち的には作品には罪はないし、それは『見たいな』って思う人達は多いと思いますけどね」とファンの思いを代弁した。
