宙組トップスター真風涼帆、17年間の宝塚生活に別れ「本日をもって任務を完了します」
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宝塚歌劇宙組トップスター・真風涼帆(まかぜ・すずほ)が11日、都内の東京宝塚劇場で「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」の千秋楽を迎え、劇団を卒業した。
本公演後のサヨナラショーは、真風のトップ就任公演となった「天は赤い河のほとり」のソロで開幕。同時退団するトップ娘役の潤花、次期トップの芹香斗亜らと歌い踊り、観客を魅了した。
最後は大階段を黒のえんび服で降りた。「宝塚大劇場の最後は袴(はかま)だったので、こちらではえんび服を。最後の最後まで男役として舞台に立たせていただきました」と誇りをにじませた姿に、会場の観客からはすすり泣く声も漏れた。
舞台上での最後のあいさつでは、支えてくれた多くの人への感謝を口にして「第8代宙組トップスター・真風涼帆、本日をもって任務を完了いたします。17年間、本当に、本当にありがとうございました」とりりしい声で締めくくった。卒業後の活動には「少しゆっくりしながら考えていけたら」とした。