上沼恵美子「松本さんに影響を受けたからって売れません」オリラジ中田に「一辺やってみ、審査員。大変やで」画面指さし

 タレントの上沼恵美子が4日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」に出演。オリエンタルラジオ中田敦彦がYouTubeで、ダウンタウン松本人志に「賞レースの審査員を多くやり過ぎているため、権力が集中しすぎている。いくつか降りるべき」という主旨の「提言」を行ったことにコメントした。

 M-1グランプリで松本とともに2021年まで審査員を務めていた上沼は、「松本さんはやりたくて審査員やっていると思えないんですよ。責任感やと思うんですよ」とおもんぱかった。

 続けて「松本人志さんが審査員をやるというのは、権威があるというか、審査員の重さが違います。箔が付く。もっと言ったらスポンサーも付く。そういうところでやっているから、松本さんご本人は責任を果たしているだけやと思う。偉ぶっている訳でも絶対にない」と話した。

 司会を務める高田純次が「こういうことを言うことによって、YouTuberの人はバーンッと炎上して、お金がもうかるとか?」と聞くと、上沼は「そんなことはないと思う」と中田が利益目的で発言したわけではないと推測。FUJIWARAの原西孝幸が、広告をつけていないことを説明したが、藤本敏史は「他にもやっているんですよ。(オンライン)サロンとか。派生して、そっちを見たりとか、結局はお金が入ってくるというね」と別の考えを示した。

 上沼は、「そうかな。でもちょっと走ったな、中田さん。賢い人やのに」と画面に正対すると、カメラを指さし「一辺やってみ。審査員。大変やで」と呼びかけた。

 さらに「特にM-1なんて、将来を決める、どこにそんな権利が自分にあんねんって思う。私もものすごい怒られたし。『あかん!』ってぼろくそ言われて、炎上しましたもんね。芸人さんが私のことをぼろくそ言うたのが炎上した。何年か前にありましたわ」と吐露した。

 上沼は、2018年にM-1の審査員を務め、大会後に複数の芸人から動画配信で、上沼の審査内容を口汚くののしられ、結果的に芸人側が謝罪する事態となった経験がある。

 それをふまえて「でもやってみて思うんですよ。責任を果たして偉い方やなと思います。重たいと思います。」と松本に思いをはせた。

 そして「だってソフトタッチの、柔らかい人じゃないですか、松本さんって。それを権威の塊みたいなことは、間違っていると思いますね。絶対にそんなことないから。偉いなと思いますね。キングオブコントも言うてくるやろし、こないだのフジテレビのも(THE SECOND)言うてくるやろし、松本さんがおったら箔(はく)が出てくる、格が上がる。今の芸人さんはほとんど、ダウンタウンさんの影響を受けて、お笑いやりたいと思った人が多い訳やから、松本さんに気に入られるためにやってても仕方ないけど結果そうでいいと思いますよ。松本さんに笑われたい、おもろいやつやなと言われたいと思うのは自然やと思う」と若手芸人が松本に強く影響を受ける現状にも理解を示した。

 中田は、武勇伝や「パーフェクトヒューマン」など、松本の影響を受けなかったことを主張。上沼は「松本さんに影響を受けたからって売れません。『松本さんに飲みに連れて行ってもらってますねん』って言っても売れたりはしませんわ」として「いらんこと言うたな。いらんこと言わんでよろしい。あなた賢いんやから、そっちやっとったらよろしい」と再び呼びかけて締めくくった。

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