ニューヨーク 意味深ツアータイトル「かまってほしい」「来年は『解散』かも」

 単独ライブを開催するニューヨークの嶋佐和也(左)と屋敷裕政
 ニューヨークの嶋佐和也(左)と屋敷裕政
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 お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也(37)と屋敷裕政(37)が2日、大阪市内で単独ライブツアー「虫の息」(8月5、6日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティほか)の取材会を行った。

 昨年の単独ライブ「Last Message」(ラストメッセージ)に続き、「虫の息」と“意味深”な公演名は「たまたま」(嶋佐)つけたもの。屋敷は「去年、『これが最後なん?』ってなるかと思ったら(ファンは)誰もなってなかった。もうちょい意味ありげにした方がいいのかな。かまってほしい」と、タイトルへの薄い反応にさみしげだった。

 嶋佐も「僕らを好きな人(ファン)が一番気にしてない。かまってほしい対象に届いてない」と同意。「来年は『解散』かもしれない」と、よりインパクトある名前を構想した。

 2人は昨年のM-1グランプリに出場せず、近年は賞レースに参加しないことを公言している。屋敷は「賞レース、出えへんは出えへんと思う」と、今年のM-1とキングオブコントへ不参加の方針を明かした。

 2014年頃からネクストブレイクコンビと注目され、賞レース決勝進出を期待されたが「5、6年行かれなかった」(屋敷)。2019年に「一回、賞レースを忘れよう」とYouTubeや単独ライブに力を入れたところ、2019年にM-1決勝進出、2020年はKOC決勝進出(準優勝)、とM-1決勝進出、21年はKOC決勝進出を果たし、仕事が増えたという。

 屋敷は「結局、賞レースやったんやなって。自分らは『賞レースなんて』って思いたかったですけど、今振り返ると賞レースが大事な転換期になってる」と回想し、「でも、後輩に『どうやったら売れますか』って聞かれたら『M-1かキングオブコントで決勝行くしかない』って言うのはあまりにも残酷やなって思っちゃいますね」と胸中を語った。

 今ツアーは5都市14公演のべ1万人動員を予定する、2人にとって史上最大規模の公演。年に一度の単独ライブは全て新ネタで挑むのが恒例で、今年も力を入れた漫才やコント8本を披露する予定だ。

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