ジャニーズ事務所社外取締役に侍ジャパンコーチ・白井一幸氏就任 「広く柔軟な視点を」とコーチングに期待

 ジャニーズ事務所は26日、プロ野球・日本ハムの選手として活躍し、今年3月のWBCで侍ジャパンのヘッドコーチを務めた白井一幸氏(61)が7月1日付で社外取締役に就任することを発表した。ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題を受け、経営改革に向けた同事務所初の社外取締役として、白井氏を含む3人が就任する。

 白井氏は米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(27)の日本ハム時代の恩師としても知られる。そのコーチング理論には定評があり、各企業との提携や大学、スポーツ界などの人材育成、チームビルディングなどをテーマに研修を実施。現在は北海道医療大学客員教授を務めている。

 同事務所は「厳しい競争のあるエンターテインメント業界の最前線でプロフェッショナルとして研鑽する所属タレント、またそのタレントをサポートするスタッフたちが、白井氏のコーチングを受けることは、これまでよりも広く柔軟な視点を養い、改めて社会から信頼される企業になれるきっかけになると考えております」と起用理由を説明した。

 また、所属経験者を対象にした、療内科医または公認心理師による「心のケア相談窓口」を31日に開設。元検事総長の弁護士・林眞琴氏ら外部専門家による「再発防止特別チーム」を設置する。

 ◆白井一幸(しらい・かずゆき)1961年6月7日生まれ。香川県出身。83年に駒大からドラフト1位で日本ハムに入団。俊足巧打の二塁手として活躍。95年オフにオリックスに移籍し、96年に現役引退。日本ハム、DeNAなどでコーチを務め、2006、16年には日本一に貢献した。20年には北海道銀行女子カーリングチーム「フォルティウス」のメンタルコーチに就任。

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