ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥの神谷健太（２７）は「自然体」「真っすぐ」という言葉がよく似合う。出演中のテレビ朝日系バラエティー番組「あざとくて何が悪いの？」（日曜、後１１・５５）のあざと連ドラ「あざといタイプＡｔｏＺ」では、自然体を意識して久々の演技に体当たりで挑んだ。５月２７日からはツアーが開幕。グループの派生ユニット「ＭＡ５５ＩＶＥ　ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥ」としても活動し、活躍の場を広げる神谷がストレートな思いを語った。

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　－企画ドラマ「あざといタイプＡｔｏＺ」に出演中だが、久々のドラマ出演の手応えは。

　「演技の仕事自体が２年ぶり。その時は『演技の仕事はもう来ないな』と思っていたんですよ。前作の映像をテレビで見た時に『センスない』と思って、そこから演技にあまり関わらないようにしていた。ただ今回の仕事が急に来て（ＲＡＭＰＡＧＥリーダーの）陣さんから『３０歳までは何でもやろう』という言葉をもらって、やってみようと思って。現場に入ったら『何も考えずにやろう』とだけ思っていた。前作はレッスンをして、セリフの言葉の意味を考えていったけど、いろいろ考えてしまうので。自分が思うようにやったら、何か楽しかったですね（笑）。機会があれば、演技にもまた挑戦したいです」

　－ドラマで水族館デートが描かれていたが、意中の女性とデートするならどこか。また、あざとい女子は好き？

　「水族館も良いけれど、スシロー。きれいな服を着て、高いお店に行って、きれいな夜景を見るというデートもたまには良いと思うけど、生活する上なら素が一番大事だと思います。背伸びしないことが長続きする秘けつかと。あとスシローおいしくて好きなので。あざとい女子は好きというか、あざとさにあまり気付けないかもしれない。恋愛に鈍感な方でないと思うけど、見ないようにしているのかも。それよりも楽しさが勝っちゃう」

　－５月にツアーが開幕するが、どんなツアーなのか。意気込みは。

　「ＨＩＲＯさんにもおっしゃっていただいているけど、ツアータイトルは『１６』の数字を念頭に置いて、１６人で一つのパフォーマンスを見せることに注力してライブ作りをしています。今までは一人一人にフォーカスを当てて１６人の可能性を広げてきたけど、今回は誰かが一人突出するのではなく、１６人全員で一つの答えとなれるようにリハーサルをしている。新曲の『１６ＢＯＯＳＴＥＲＺ』も披露するので、お客さんの反応を生で感じたい」

　－派生ユニット「ＭＡ５５ＩＶＥ　ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥ」として描く今後の目標は。

　「ＭＡ５５ＩＶＥ　ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥと言うくらいなのでＲＡＭＰＡＧＥのライブでもやらせてもらっていたけど、今年からは別個にしようかなと考えている。先輩方は武者修行の時にお客さまが０人というのがあったと思うけど、ＲＡＭＰＡＧＥは『ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥ』という看板があって、最初の武者修行からお客さまに来ていただいている。ＭＡ５５ＩＶＥではあえてアウェーな所に行って、自分たちの実力をつけたい。何があってもこけないようにしたい。真っすぐ思いを伝えられるグループでありたい」

　－ＲＡＭＰＡＧＥではパフォーマー。ＭＡ５５ＩＶＥではマイクも握る。歌への意欲は。

　「元々はボーカルになりたくて、スクールでは歌をやっていた。ダンスは先生に『リズムトレーニングのためにダンス習って』と言われたんですよ。歌を歌いたい、マイクを持ちたいという夢は今でも変わっていない。歌に関しての情報を毎日集めて、発声したり、自分で録音して聞いたりしている。個人としてこの会社でマイクを持ちたくてやっているので、ここがゴールではないと思っている」

　－５月には２８歳。２０代も残りわずかだが、やっていきたいことは。

　「自分は良くも悪くもオブラートに包めない人で、ストレートに何でも言っちゃう。陣さんは伝え方が上手で人によって言い方も変えている。パフォーマンスにストレートさは大切だと思うけど、気持ちの伝え方を学んでいきたい。あと集団行動が苦手な所がある。ＲＡＭＰＡＧＥは個性の塊たちが集まっているグループなので、そもそも合わせるのが難しいけど、ツアーで１６人の集大成を見せたい」

　◆神谷健太（かみや・けんた）１９９５年５月２７日生まれ、沖縄県出身。１４年に「ＥＸＩＬＥ　ＰＥＲＦＯＲＭＥＲ　ＢＡＴＴＬＥ　ＡＵＤＩＴＩＯＮ」で候補メンバーとして選出され、同９月に正式メンバーに。１７年１月にデビューし、２１年１月に「３Ｂの恋人」でドラマ初出演。休日の過ごし方は「最近スピーカーを買って、ご飯を食べながらアクション映画を見ることが多いですね。映画館ではできないけど、寝っ転がれる」。