内田也哉子さん 父・内田裕也さんと母・樹木希林さんの関係性「今でもミステリーのまま」

 エッセイストの内田也哉子さん(47)が17日、テレビ朝日「徹子の部屋」に出演。強烈な個性を放った両親について語った。

 母の女優・樹木希林さんが2018年9月に全身がんの闘病の末に75歳で亡くなり、その半年後の19年3月に父の歌手・内田裕也さんが肺炎のため79歳で亡くなった。

 黒柳徹子から「あなた、随分お寂しかったでしょう」と聞かれた也哉子さんは「そうですね。あんなにいっぺんに消えてしまうとは、やっぱりずっと思ってなくて。とても強烈な両親だったので、ご存じかと思いますけども」と、しみじみ。

 樹木さんと内田さんは73年に結婚したが、ほとんどの期間を別居しており、也哉子さんは内田さんと一緒に暮らしたことがない。会うのは「1年に1回か2回、ロックコンサートに会いに行くとか、父の日に会いに行くとか」だったため、樹木さんが亡くなる少し前に、也哉子さんが「お父さんだけで残されても、どういうふうに接したらいいかわからない」とこぼすと、樹木さんは「大丈夫よ、私が絶対に連れて行くから」と答えたという。

 也哉子さんは「私たちも大笑いして『また悪い冗談を』って言ってたんですけど、見事にっていったら失礼ですけど半年後に、裕也もこの世から旅立って行って」と振り返った。

 樹木さんが自宅で亡くなる直前には、念願だった内田さんにはもう会えないからと真夜中に電話。内田さんの電話口からの「啓子(樹木さんの本名)、啓子、しっかりしろ」という呼びかけに、意識が遠のいていた樹木さんが孫の手をギュッと握って反応したという。

 両親の関係性を問われた也哉子さんは「いなくなった今でもそれはミステリーのまま」と即答。「仲がいいのか悪いのかずーっとわからないまま。一番離れてる2人なのに、一番気にし合ってこだわっているという。ホントに切っても切れない縁なんだなっていうことと、いろんなうねりがあって、それでも離れないでお互いをリスペクトし続けていたのかな。確定ではないけど、のかもしれないっていう余韻が今残ってるってことが唯一の私の救いですね」と感慨を込めた。

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