カンヌ国際映画祭 役所広司主演映画「パーフェクトデイズ」も出品

 映画監督・是枝裕和氏(60)の最新作「怪物」(6月2日公開)が、フランスで5月16日に開幕する「第76回カンヌ国際映画祭」で、最高賞パルムドールを競うコンペティション部門に正式出品されることが13日、分かった。同部門では2年連続の選出で、昨年は韓国映画「ベイビー・ブローカー」で2冠を達成。日本映画では、2018年にパルムドールを獲得した「万引き家族」以来。他にも役所広司(67)主演で、ドイツのヴィム・ベンダース監督の「パーフェクトデイズ」も選ばれた。

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 コンペティション部門に選ばれた「パーフェクトデイズ」は、建築家・安藤忠雄氏が設計した東京・渋谷の公共トイレが舞台。主演の役所は清掃員を演じている。有名クリエイターたちがデザインし、東京・渋谷区の公共トイレを改修するプロジェクト「THE TOKYO TOILETプロジェクト」に、ビム・ベンダース監督が趣旨や社会的意義に賛同して制作され、日本人キャストも多数出演。昨年5月に都内で制作発表を行ったが、日本公開は調整中で、配給も決まっていないという。

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