ムツゴロウさん死去 麻雀界からも悲しみの声 日本プロ麻雀連盟も「麻雀の普及に尽力」

 作家で、ムツゴロウさんの愛称で親しまれた畑正憲さんが5日、亡くなったことが6日、分かった。87歳。動物との触れ合いを記した著述や、「動物王国」を築き、テレビ番組などでその様子が20年近くに渡って放送されたが、実はプロ雀士の一面も持つことから、麻雀界からも悼む声が上がった。

 畑氏は日本プロ麻雀連盟の最高顧問で、段位は九段。徹夜で卓を囲むこともしばしばだった。

 同連盟は公式HPで「ムツゴロウさんは競技麻雀の礎を築かれ、黎明期から麻雀の普及に尽力されました。選手としても数々のタイトルを獲得されるなどご活躍されてきましたが、突然の訃報に接し、ムツゴロウさんの、あの粘り強い麻雀が見られないのかと思うと残念でなりません」という追悼文を森山茂和会長と、灘麻太郎名誉会長の連盟で発表した。

 他にも同連盟北海道支部本部長でプロ雀士の喜多清貴はツイッターで「麻雀のイメージが決して良いとはいえなかった時代に、ムツゴロウさんのお名前を拝借させていただきました事を、麻雀界隈の末席にいる者として最初に感謝いたします。日本プロ麻雀連盟にも多大なる貢献をありがとうございました」と感謝をつづった。

 同じくプロ雀士の二階堂亜樹もツイッターで「初めてお会いしたときは子供の頃にテレビで見ていたムツゴロウさんだ!と感動したのを覚えています。丁寧な所作で楽しそうに麻雀を打つ姿が印象的でした」と追悼。

 滝沢和典八段もツイッターで「初めてムツゴロウさんとお話したのは2009年のこの時。夜遅くまで続いた対局なのに体力も集中力が凄かった。外で写真を求められた人や麻雀格闘倶楽部のスタッフさんをわしゃわしゃとあやしたり、サービス精神旺盛で心が豊かな方だと思いました。煙草の吸い方も格好良かった」と第一回麻雀トライアスロンの写真をアップしていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス