タワレコ新宿店の坂本龍一さん追悼コーナーに反響 問い合わせも殺到
テクノポップバンド「YMO」の活動や、「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」などの映画音楽でも知られた世界的音楽家の坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが3月28日に都内の病院で死去していたことが2日、発表された。71歳。遺志により、葬儀は近親者のみで行われた。
坂本さんの訃報から一夜明けた3日、東京・タワーレコード新宿店には坂本さんの追悼コーナーが設置された。CDやDVD、書籍のほか、追悼パネルやポスターなどゆかりの物が並び多くのファンが訪れた。
店内には坂本さんのアルバム「Playing the Piano 12122020」が流され、2カ所の追悼コーナーのうち1カ所は、YMOのメンバーで、1月に誤嚥性肺炎で亡くなった高橋幸宏さん(享年70)の追悼コーナーと隣り合わせに設置された。
副店長の村越辰哉さんは「影響力の計り知れない方。作品数もすごく多いのでファンの方たちが少しでも触れられるようコーナーは大きくしたい」と予想以上に反響が大きかったと説明。商品取り置きの問い合わせやオンライン注文も殺到したという。
坂本さんの品を多数購入していた50代男性は「小学生の時『未来の音楽だ』と驚いた」とYMOや坂本さんの影響を受けた少年時代を懐かしんでいた。