脳梗塞で療養中のＡＢＣテレビ・道上洋三アナウンサー（８０）がパーソナリティーを務めたＡＢＣラジオ「道上洋三の健康道場」（土曜、前７・００）が４月１日に最終回を迎えることが２５日、同番組内で発表された。道上アナは同番組を２１年９月から休演している。

　「－健康道場」は２０１４年１０月にスタートし、２１年９月に道上アナが療養開始してからは、ＡＢＣの伊藤史隆アナウンサーと武田和歌子アナウンサーが「代演」としてパーソナリティーを務めてきた。この日、伊藤アナは「４月８日から番組がリニューアルします。私、伊藤史隆と武田和歌子さんは来週の放送をもって番組を卒業します」と番組終了を伝えた。

　４月８日からは新番組「Ｓｕｎｓｔａｒ　ｐｒｅｓｅｎｔｓ　浦川泰幸の健康道場プラス」（土曜、前７・００）が放送され、ＡＢＣの浦川泰幸アナウンサーがメインパーソナリティーを務める。伊藤アナは、「浦川アナウンサーは、道上さんが２００６年、髄膜腫のため『おはようパーソナリティ』をおよそ３カ月休んだ時もピンチヒッターを務めています。そんな、道上さんの思いを引き継いだ浦川さんにバトンを引き継ぎたいと思います」と話した。

　ＡＢＣラジオは「今の番組の状況を鑑みて総合的に判断した」と番組終了の理由を説明。道上アナの近況は「復帰に向けてリハビリを続けている」という。

　道上アナは２１年９月１１日に脳梗塞で緊急入院。レギュラー出演していたラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」と「道上洋三の健康道場」を休演した。同年１２月放送の「おはよう－」では、言葉がスムーズに出てくるようリハビリを行っていることや、リハビリ専門施設がある病院に転院し治療を続けていることなどが伝えられた。「おはよう－」は２２年３月に放送終了した。