ガーシー容疑者「77歳のオカンだけは勘弁して」実家家宅捜索に号泣猛反発 立花氏は「警察の焦り」

 国会内で会見した立花孝志氏
 ガーシー容疑者の実家へ家宅捜索に向かう警視庁の捜査員ら
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 警視庁が24日、YouTubeで芸能人や会社経営者ら3人を脅迫したとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕状を取った前参院議員のガーシー容疑者(51、本名東谷義和)の兵庫県伊丹市にある実家を家宅捜索した。同容疑者は家宅捜索を受け、自身のインスタグラムで生配信。「77歳のオカンだけは勘弁してください」と、涙ながらに訴えた。

 逃亡中のガーシー容疑者が号泣した。芸能人の悪事や醜聞を暴露し「真実の悪」を自称していた男は、捜査の手が母親の下へ及ぶと狼狽(ろうばい)し、涙を流しながら猛反発した。「ほんまに…77歳のオカンだけは勘弁してください。オカンは関係ないでしょう。頼むから。親父も自殺した。これ以上、苦しめたくない」と何度も何度も目をぬぐった。

 この日朝、実家がある伊丹市の集合住宅に捜査員が入った。YouTubeの動画投稿で得た収益の一部が、親族の口座に移った疑いがあるとして、押収資料を分析して容疑の裏付けを進める。ガーシー容疑者は「実家に何があるんですか?母親はYouTubeに関わっていないし、見てもいない。オレの母親だけはやめてください。知っているわけないじゃないですか」と、不当性を訴えた。

 国会内で政治家女子48党の定例会見に出席した前党首の立花孝志氏(55)は、家宅捜索が入ったことに「びっくりするようなことではない。すべて想定の範囲内。警察の焦りというか、なぜ今そんなことをするのかなという思い。イメージを悪くしようというか、悪い印象をつけたいのでしょう」と話した。

 また、逮捕状が軽微な刑事事件を扱う東京簡裁から発付されているとして「調べれば調べるほど、帰ってきた方がいいよねと思う。大した罪ではないし、実刑になるようなことはない」と述べた。

 「もう日本には帰らない」と“お尋ね者”になることを選択したガーシー容疑者。「オカンだけは…」とうろたえる姿は、固い決意が揺さぶられていることを物語っていた。

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